2014年7月5日土曜日
ヤジ問題
近頃、都の女性議員に対するヤジが問題になった。
マスコミでも大々的に報じられ、犯人探しの結果、当初は容疑を否認していた男性議員がヤジを入れた事実を認め、女性議員に謝罪をおこなった。
マスコミに呼ばれた解説者は、「ヤジは議会の華」だという。
だが、私にはそうは思えない。
人が意見を述べているときに、口をはさむことが大人のやり方と言えるのだろうか。
まして、仮にも国民の代表として政治を議論する議員がやることとは思えないのだ。
たしかに、闊達な議論を促すためには、冗談で緊張をほぐしたり、意見をだしやすい空気を作ることは必要だ。
また、人の話の途中で突っ込みを入れたほうが、議論が円滑に進むという面もあるだろう。
しかし、公共の議論の場として、政治の議会は少なくとも民衆の手本であらねばならないと思う。
そうした場で、非本質的なヤジをとばして人の話を遮るのは、マナーとしていかがなものかと思うし、それは仕事をしているというよりむしろ、仕事の邪魔をしているとさえ言えるのではないか。
ただし、突っ込まれる側の人間もそれ相応に反省すべき点はある。
今回の件は、海外のメディアにも伝わり、日本の未熟さが世界に発信されてしまったわけであるが、それはつまり、その場で言い返せないから外を通じて知らしめよう、というやり方である。
非公正なやり方に対して、最終的に外部の人間に判断を委ねることは必要だが、私はヤジを飛ばされた議員がその場でやり返すのがベストな選択肢だったのではと思う。
まるで子供が教師に言いつけるように、最初から当人同士で解決を図ろうとしない姿勢は問題があるのではないか。
そもそも、ヤジを飛ばされるのは隙があるからで、それに対して直接言い返さないのではもっと甘く見られるというものだ。
なにより、ヤジが非本質的なら、痛くも痒くもないはずで、無視をすれば良いのだ。
相手をするから、つけあがる。
ヤジは少子化対策に関する質問中に飛ばされたもので、質問する側の女性議員が独身であったために、自身が少子化対策を怠っている、というニュアンスであった。
だが、そういう女性だからこそ、働きながら子育てすることを選択せず、仕事に力を注ぐ立場だからこそわかる障壁や理由もあるのではないか。
そういう意味で、ヤジはまったくもって非本質的だし、無視されるべき内容だと思う。
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