2013年7月16日火曜日

野暮なこと


「野暮なこと言うもんじゃない」

と、粋なおばちゃんが若いのに声をかけるシーンがなんとなく浮かんだ。


例えば初音ミクのライブに対して、「なぜ情報でしかないアイドルのコンサートに行くのか?」という疑問は、まさしく野暮である。

なんでソーシャルゲームのカードなんかにお金を使うの?というのも、ゲームのキャラクターに恋をするのか、というのも全部野暮である。

人の趣味なんだから勝手にさせておきなさい。
もちろんそういう意味でも野暮だ。

それに考えてもみなさい。
わからないこと、理解できないことを批判したって仕方がないし、理解できないなら口出ししないほうがましだ。

なにより、映画に役者がいたって、あなたはそれを意識せずにストーリーを楽しめるだろう。
なら0と1のデータがライブを開いたって同じこと。

これはおかしい、あれはおかしいとリアルを追求する審美眼は必要だ。
だが、話に没入できるだけの想像力はもたなければならない。

つまり、熱に浮かされて盲目的になることもある種の才能だということだ。
それは同じものを与えられても2倍、3倍楽しめるということだから。

宗教や熱狂が持つ力は人を動かす。
想像力が現実を支配している。

物理法則だけではない、情報もまた、私たちを支配している。

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